陸上自衛隊習志野駐屯地からのイラク派兵中止を求める申し入れ書
                (イラク戦争に反対する市民と議員の会)

 「イラク戦争に反対する市民と議員の会」では1月25,26日、陸上自衛隊習志野駐屯地からイラクヘ派遣される自衛隊に対して申し入れと抗議を行いました。

             
 防衛庁長官 額賀福志郎 殿
 陸上自衛隊 東部方面総監 今村功 殿
 習志野駐屯地 指令 殿

  陸上自衛隊習志野駐屯地からのイラク派兵中止を求める申し入れ書

 イラクヘの第9次派兵が決定され、今月中にも赴く、と報道されています。ここ習志野駐屯地からも、第1空挺団が全体の「警備」のために派兵されるそうですが、「なに」から「なに」を守るために「警備」をするのでしょうか?
 イラク市民から歓迎されず、怒りの的となっているからこそ「警備」が必要なのではありませんか?今月も、自衛隊が赴任しているサマーワでは、銃撃・爆発事件が起きています。サマーワが「戦地」であるこそ「警備」が必要なのではありませんか?私たちは、自衛官の皆さんが、イラク市民に銃を向けることを断じて許すことが出来ません。イラクでは、連日、多くの市民が、なによりも子どもたちが、命と希望を奪われ続けています。
 私たちは、自衛官の皆さんが、イラク市民の怒りの的となって、傷つくことも望んでいません。
 さらに、劣化ウラン弾の被害は、大変深刻です。自衛官の皆さんが、この派兵によって心身とも深く傷つくことは明らかです。
 戦争で得をする人物は、戦場で実際に闘うことは絶対にありません。闘い合い、傷つくのは、常に、憎みあう必要などない市民同士です。
 私たちは、イラクヘの第9次派兵決定に抗議し、ただちに計画を中止するよう申し入れます。
 自衛官の皆さん!あなたがたは、戦場で闘う為に入隊したのではないはずです。出兵を拒否しましょう!!   2006年1月25日
                        イラク戦争に反対する市民と議員の会
           世話人 大野ひろみ(千葉県議会議員、市民ネットワーク・千葉県)
               さとうももよ(船橋市議会議員、無所属)
               吉川ひろし(千葉県議会議員、無所属市民の会)


        朝日新聞(06年1月26日付け)より